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小島峠
【おしまとうげ】


美馬郡一宇村の出羽(いずりは)・漆日浦(うるしびうら)と三好郡東祖谷山(ひがしいややま)村の菅生(すげおい)との境にある峠。標高約1,320m。峠道は,古く南北朝期のころから祖谷谷奥への重要な道で,藩政期以降まで祖谷の表玄関であったことは,東・西祖谷山村が昭和24年末まで美馬郡に所属していたことや,祖谷の方言に美馬郡方面の影響がみられることなどからもうかがえる。貞光川の支流明谷(みようだに)川の上流部と,祖谷川の支流赤滝谷川の上流部とを結ぶ道が続く。寛政12年に「祖谷紀行」の著者が,また文政8年には「祖谷山日記」の著者がそれぞれ,この峠を越えている。祖谷の民謡に「小島峠から菅生見れば,あいも変わらぬ徳島よ」とうたわれる。昭和59年林道がようやく完成し北東から祖谷への最短コースとなった。漆日浦方面からの,秋の紅葉を楽しむ登山者が多く見られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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