高壺山
【たかつぼやま】

小豆(しようど)島南西部，小豆(しようず)郡土庄(とのしよう)町と池田町の境界にある山。標高159m。大麻山の溶岩台地から南西に張り出す花崗岩性の山脚の主部に当たり，その山脚の末端が富丘山や双子浦の景勝地となる。当山と富丘山の間を国道436号が東西に切り通しをつくって走り，そこから北へ当山の山腹にはバンガローなどの施設が並ぶ。山の北面は伝法川の攻撃斜面に当たり急傾斜をなす。山全体は松を中心に豊かな植生に覆われる。富丘山には県史跡の富丘古墳群，応神天皇ゆかりの淵崎八幡宮もあり，景勝地双子浦とともに訪れる人が絶えない。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7606662