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棚草村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。城東(城飼)郡のうち。幕府領,正保2年旗本本多氏領,宝暦12年相良藩領,天明7年幕府領,寛政6年一橋領を経て,文政10年からは丹波国篠山藩領となる。村高は,「元禄高帳」768石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに827石余。「遠淡海地志」では戸数100余。稲作を主とし用水は丹野川を利用。村のほぼ中央を東西に信州街道が通る。助郷は東海道日坂宿に出役。神社は春日社,寺院は曹洞宗善勝寺・同宗雲林院があった。明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県,浜松県を経て同9年再び静岡県に所属。明治22年相草村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7616566