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Pentium 4
【ペンティアムフォー】


ペンティアム4/Pentium IV;ペンティアムIV;Pentium4

2000年11月にリリースされた、Intel社の32ビットマイクロプロセッサ。同社のパソコン用プロセッサである「Pentium III」の後継製品。{LF}同社としては「Pentium Pro」以来約8年ぶりに、完全に新しく設計されたコア(心臓部)が搭載された。外部とのインターフェースも、Pentium IIIなどのSocket370から変更され、当初はSocket423が、2世代目からはSocket478が採用されている。{LF}X86系プロセッサの中では第7世代(NetBurstアーキテクチャ)に位置し、徹底的な高クロック化を目指した設計がなされている。また、命令セットも新たな命令の追加が行われ、Pentium IIIなどに搭載されたマルチメディア拡張命令セットの「SSE」をさらに拡張した「SSE2」が搭載される。その一方、Pentium IIIに搭載されプライバシー保護団体から抗議を受けた各プロセッサ固有の識別番号「PSN」(プロセッサシリアルナンバー)は除外されている。{LF}ベースクロックPentium IIIの3倍にあたる400MHz(100MHzのQDR)でスタートし、2002年5月からは533MHz(133MHzのQDR)に上昇した製品がリリースされている。コア周波数は1.3GHz~2.8GHz。{LF}初期のPentium 4は0.18μmプロセスで製造され、主にハイエンドパソコンや低価格ワークステーション向けとなっていたが、2002年1月リリースの0.13μmプロセス版はPentium IIIをほぼ完全に置き換えた。{LF}開発時のコードネームは、初期のものが「Willamette」、0.13μm版が「Northwood」。将来的には0.09μm版の「Prescott」がリリースされる予定。{LF}Northwoodコアには、一つのプロセッサで擬似的に2つのスレッドを同時に実行し、デュアルプロセッサのように振舞う「Hyper-Threading」技術が搭載されており、同技術が稼動するPentium 4は特に「Pentium 4 with Hyper-Threading Technology」(Pentium 4 HT)と呼ばれている。
◆関連用語
リリース;Intel;32ビットマイクロプロセッサ;パソコン;Pentium III;Pentium Pro;コア;インターフェース;Socket423;Socket478;NetBurst;アーキテクチャ;命令セット;マルチメディア;SSE;SSE2;ベースクロック;プロセス;ワークステーション;スレッド;デュアルプロセッサ;Hyper-Threading;Pentium 4 HT




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