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Serial ATA
【シリアルエーティーエー】


シリアルATA/SATA

パソコンハードディスクなどの記憶装置を接続するIDE(ATA)規格の拡張仕様の一つ。従来のATA仕様の後継仕様で、2000年11月に業界団体「Serial ATA Working Group」によって仕様の策定が行なわれた。同グループにはコンピュータメーカーや記憶装置メーカーの大手が参加しており、中心メンバーは、Intel社、APT Technologies社、Dell Computer社、IBM社、Maxtor社、Quantum社、Seagate Technology社の7社。{LF}Serial ATAは、Ultra ATAなどの現在のATA仕様で採用されていたパラレル転送方式を、シリアル転送方式に変更したもの。これにより、Serial ATAではシンプルなケーブルで高速な転送速度を実現することができる。従来のパラレル方式のATA諸規格との互換性も持っている。さらに、従来はドライブごとに必要だったジャンパピンなどの設定もSerial ATAでは不要になり、ハードディスクなどを「接続すればすぐ使える」ようになるとされている。従来のパラレル方式のATA仕様で転送速度が最も高速なのはUltra ATA/133の133MB/sで、パラレル方式ではこれ以上の高速化は難しいとされる。{LF}Serial ATAの最初の規格「Ultra SATA/1500」は1.5Gbps(1バイトの転送に10ビット使うため、転送速度は150MB/s)と、従来の約1.4倍の速度を実現する。2004年4月には通信速度を3Gbps(転送速度は300MB/s)に引き上げたSerial ATA2(Ultra SATA/3000)規格も発表された。Serial ATA仕様は今後も拡張を続け、2007年には6Gbps(750MB/s)に引き上げられる予定
◆関連用語
パソコン;ハードディスク;記憶装置;IDE;ATA;Intel;IBM;Ultra ATA;ドライブ;ジャンパピン;Ultra SATA/1500;バイト;ビット;Ultra SATA/3000




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