ebXML
【イービーエックスエムエル】

electronic business XML/e-business XML;eビジネスXML

世界規模での企業間電子商取引に使われる標準技術の策定を目的として、XMLのビジネス利用に関する標準仕様を定義する団体。また、同団体によって規定される技術標準。{LF}業種や規模、国家によらずあらゆる企業が利用できる仕様の策定を目指しており、ビジネスプロセスや取引情報のフォーマット、通信プロトコル、企業のレジストリやリポジトリなど幅広い内容を定義している。{LF}インターネットでは様々なサービスが提供されているが、これまではサービスの提供・利用のための電子的なインターフェース(データの交換手順)がばらばらで、個々のサービスごとにシステムを手直しし、いちいち対応しなければならなかった。{LF}ebXMLでは、受発注や見積もりなどビジネス上のデータ交換の手順や表現形式に関する標準を定め、一つのシステムですべての取引先に対応できるようにする。{LF}また、どの企業がどのようなサービスをインターネット上に公開しているのかを検索できるデータベースの標準も規定しており、電子的に取引先を探し出し、関係を結ぶための手段も提供する。{LF}似たような技術仕様にSOAP/UDDI/WSDLがあり、将来的には両者の競合や統合が予想される。{LF}ebXMLはアメリカの業界団体OASISと国連機関のUN/CEFACTとが母体となって1999年に設立された。2001年3月には、正式仕様である「ebXML 1.0」が発表される予定になっている。
◆関連用語
XML;フォーマット;通信プロトコル;レジストリ;リポジトリ;インターネット;サービス;インターフェース;データ;システム;データベース;SOAP;UDDI;WSDL;OASIS

インセプト 「IT用語e-Words」 JLogosID : 7792163