FHS
【エフエイチエス】

Filesystem Hierarchy Standard

Linuxシステムにおける、ファイルの役割とそのファイルが存在すべきディレクトリの位置を対応させる規格。Linux関連の標準仕様を定めるLSBプロジェクトの成果の一つ。主な対応付けとして、基本的なコマンドは「/bin」、一般ユーザのホームディレクトリは「/home」、ブートローダ関連は「/boot」、ログ類は「/var」などとなっている。このように各ファイルの存在すべき位置を確定させることにより、ユーザはどのような環境でも目的のファイルを容易に検索することができる。また、FHSは各コンピュータに固有なデータと、複数のコンピュータで共有できるデータを厳密に区別し、複数台でのデータ共有を容易にしている。
◆関連用語
Linux;システム;ファイル;ディレクトリ;LSB;コマンド;ユーザ;ホームディレクトリ;ブートローダ;ログ;環境;コンピュータ;データ

インセプト 「IT用語e-Words」 JLogosID : 7792880