自己解凍ファイル
【じこかいとうファイル】

self-extract file/自己解凍書庫{じこかいとうしょこ};自己解凍形式{じこかいとうけいしき}
圧縮ファイルの種類の一つで、圧縮されたデータに、自身を解凍するためのプログラムが付加された、実行可能形式のファイル。入手した人はその圧縮形式の解凍ソフトを持っていなくても、実行するだけで解凍できるため便利である。{LF}通常、圧縮されたファイルを解凍するには、その圧縮形式に対応した解凍ソフトが必要である。自己解凍ファイルは実行可能形式のプログラムになっており、自身の中に解凍ソフトを持っている。実行すると、ファイルの中の圧縮データの部分を読み込んで、解凍して元のファイルやフォルダを復元してくれる。解凍ソフトが無くても解凍できるため、フリーソフトの配布などによく使われる。{LF}最近では、ソフトウェアの配布などに使われるファイルの圧縮形式は少数の有名な形式に絞られつつあり、ユーザも著名な圧縮形式に対応する解凍ソフトを持っていることが多いため、自己解凍ファイルは使われなくなりつつある。ファイル共有ネットワークなどでは出元の怪しいファイルが多く、自己解凍ファイルを装ってユーザに実行させ、感染しようとするウイルスファイルなどが増えているという事情もあり、特殊な事情がある場合にのみ使われるようになりつつある。
◆関連用語
圧縮;ファイル;データ;解凍;プログラム;フォルダ;ソフトウェア;ユーザ;ファイル共有;ネットワーク

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