10GBASE-W
【テンジーベースダブリュー】
10Gbpsの通信が可能な10Gigabit Ethernet(10GbE)の規格のうち、WAN(広域通信網)向けの3つの規格の総称。IEEE 802.3aeで定められている。{LF}10GBASE-Wの伝送速度は9.95328Gbpsで、符号化に64B/66B方式を用いるため、実際のデータ通信速度は9.2942Gbpsとなる。通信速度が10Gbpsとならないのは、すでにWAN向けに広く利用されている光ファイバー通信の規格であるSONET/SDHとの親和性を高めるためで、SONETのOC-192の通信速度に合わせたためにこのようになった。このため、10GBASE-WではSONETのフレームに埋め込むためのWIS(WAN Interface Sublayer)という方式も定義されている。{LF}10GBASE-Wには、物理媒体や通信に用いる波長の違いにより、マルチモード光ファイバーを用いて300mまで通信できる短距離向けの10GBASE-SW、シングルモード光ファイバーを用いて10kmまで通信できる長距離向けの10GBASE-LW、シングルモード光ファイバーを用いて40kmまで通信できる超長距離向けの10GBASE-EWの3つがある。
◆関連用語
10Gigabit Ethernet;10GbE;WAN;広域通信網;IEEE 802.3ae;符号化;データ;光ファイバー;SONET/SDH;SONET;フレーム;マルチモード光ファイバー;10GBASE-SW;シングルモード光ファイバー;10GBASE-LW;10GBASE-EW
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