IT用語e-Words ソフトウェア オフィスソフト 55 Microsoft Office 2007【マイクロソフトオフィスにせんなな】 マイクロソフト・オフィス2007/Office 2007;オフィス2007 2007年1月に日本を含む世界各国で発売された、Microsoft社の統合型ビジネスソフト(オフィスソフト)。同社のMicrosoft Office 2003の後継バージョンで、Windows OSの最新版であるWindows Vistaと同時に発売された。{LF}Microsoft Office 2007は、Microsoft社が販売するビジネス向けアプリケーション(WordやExcelなど)のいくつかのソフトウェアをまとめ、ひとつのパッケージにまとめたオフィススイート製品である。パッケージを構成するソフトウェアには、ワープロソフト「Word 2007」、表計算ソフト「Excel 2007」、データベース管理ソフト「Access 2007」、グループ内ファイル共有ソフト「Groove 2007」、情報収集・管理ソフト「InfoPath 2007」、関連情報の整理ソフト「InterConnect 2007」、メモ管理ソフト「OneNote 2007」、個人情報管理・コミュニケーションソフト「Outlook 2007」、プレゼンテーションソフト「PowerPoint 2007」、ビジネス用DTPソフト「Publisher 2007」、コミュニケーションソフト「Communicator 2007」があり、これらの組み合わせによっていくつかのエディションに分かれる。{LF}最小構成のPersonalエディションにはExcel・Outlook・Wordが含まれる。他のエディションにはStandard、Professional、Professional Plus、Enterprise、Ultimateがある。企業向け上位エディションであるEnterpriseにはInterConnectを除く10製品が、個人向け上位エディションであるUltimateエディションにはCommunicatorを除く10製品がパッケージされている。Professional、Ultimateエディションにはアカデミックパッケージも存在し、学生、教員などは通常価格よりも安価で購入できる。また、WordやExcelなどのソフトウェアを単体で購入することも可能であるが、パッケージを購入するよりは割高となる。{LF}Microsoft Office 2007では、WordやExcelなどの定番アプリケーションで細かな機能の改良や追加が行なわれたほか、ユーザインターフェースが大幅に刷新された。主要なメニューがタブによる切り替え表示になり、タブの下の「リボン」と呼ばれる領域にサブメニューなどのコンポーネントを配置する形となった。これまでとまったく異なる表示・操作体系のため、移行には習得コストが必要となるが、同社では慣れれば新しいインターフェースの方が生産性が高いとしている。{LF}また、すべてのアプリケーションでXML形式のファイルフォーマットを採用し、アプリケーション間の相互運用性の向上や、他社製ソフトウェアとの連携が強化されている。このフォーマットは「Office Open XML」(OOX)と呼ばれ、標準化団体のEcma Internationalによって国際標準の一つとして承認されている。◆関連用語Microsoft;オフィスソフト;Microsoft Office 2003;バージョン;OS;Windows Vista;ソフトウェア;パッケージ;オフィススイート;ワープロソフト;表計算ソフト;データベース;ファイル共有ソフト;プレゼンテーションソフト;DTP;アカデミックパッケージ;ユーザインターフェース;タブ;コンポーネント;インターフェース;XML;相互運用性;フォーマット;Office Open XML;OOX インセプト「IT用語e-Words」JLogosID : 7795634