XGP
【エックスジーピー】

eXtended Global Platform

次世代PHSの標準規格。PHSの諸技術をベースとしてモバイル環境でブロードバンド通信を実現することができる。{LF}XGPは100Mbpsの通信速度や最高300km/hでの移動中にも通信できることを目指している。PHSの特徴であるマイクロセル(一つの基地局がカバーする範囲が狭い)方式を踏襲しており、他のモバイルブロードバンド規格よりも電波の利用効率が高く人口過密地域でのサービス品質を高めることができる。通信方式にはMIMOやOFDMなどモバイルWiMAXなどでも採用されている方式が多く取り込まれ、LSIなどを他の方式と共用することで対応機器のコストを削減することが可能となっている。{LF}XGPは2007年9月に、PHS関連の業界団体であるPHS MoU Group(当時)が標準化したもので、ITU-R(国際電気通信連合・無線通信部門)によってITU-R M.1801規格の一部として、日本では電波産業会(ARIB)によってSTD-T95として承認されている。PHS MoU Groupは2009年4月に「XGPフォーラム」に改称しており、同時にXGPのフルスペリングが「neXt Generation PHS」から「eXtended Global Platform」に変更された。{LF}日本ではウィルコムが「WILLCOM CORE XGP」の名称で2009年4月からサービスを開始しており、海外でもPHSが普及している中国などアジア各国を中心に導入が検討されている。
◆関連用語
PHS;モバイル;環境;ブロードバンド;マイクロセル;基地局;モバイルブロードバンド;サービス;MIMO;OFDM;モバイルWiMAX;LSI;ITU;国際電気通信連合;ARIB;STD;WILLCOM CORE XGP

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