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ツリー構造
【ツリーこうぞう】


tree structure/木構造{きこうぞう}/ツリー

データ構造の一つで、一つの要素(ノード)が複数の子要素を持ち、一つの子要素が複数の孫要素を持ち、という形で階層が深くなるほど枝分かれしていく構造のこと。木が幹から枝、枝から葉に分岐していく様子に似ているためツリー構造と呼ばれる。{LF}ツリー構造を構成する要素は、節(node、ノード)と呼ばれ、ノード同士は親子関係を持ち、親のないノードを根(root)ノード、子のないノードを葉(leaf)ノードと呼ぶ。根以外のすべてのノードはただ一つの親を持つことになる。根から葉までの階層の数を「深さ」または「高さ」という。{LF}通常、図示する際には、最も根っこにあたる(現実の木とは逆に)根ノードを一番上に描き、下に向かって子や孫を配置していく。親子関係のあるノード同士は線で結ぶ。{LF}子の数が2に制限されている木を特に「二分木」(二進木、バイナリツリー)と呼び、3以上の子を持つことができるものを「多分木」という。子の数がN個に制限されている木を一般にN分木(N進木)という。また、葉の深さがなるべく等しくなるように構築された木を「平衡木」(バランスツリー)と呼び、B木などがこれに含まれる。他にも用途によって様々なツリー構造が考案され、様々な場面に応用されている。
◆関連用語
データ;ノード;root;二分木;二進木;バイナリツリー;多分木;N分木;N進木;平衡木;バランスツリー




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