カンパリオレンジ
【かんぱりおれんじ】


さまざまなハーブやスパイスが使われているカンパリは、独特のほろ苦さが特徴。イタリア・ミラノ市でカフェを開いていたガスパーレ・カンパリ氏が開発し、1860年、「ビッテル・アリーソ・ドランディア(オランダ風苦味酒)」という名前で売り出したのが始まりだ。カフェのお客たちは、長い名前をもつこの酒を単に「カンパリの苦味酒(ビター・カンパリ)」と呼んでいたそうで、跡を継いだ息子・ダビデ氏の代には「カンパリ」が正式名称となった。
カンパリのほろ苦さとオレンジジュースの爽やかな甘みは相性抜群。透き通った赤色にオレンジが混ざった色合いも美しく、イタリアの太陽のよう。

![]() | 東京書籍 「カクテル手帳」 JLogosID : 8500202 |