360度評価
【さんびゃくろくじゅうどひょうか】

人事評価の一手法。通常は直属の上司だけが評価を行うのに対して、360度評価は、上司、部下、同僚、仕事で接点のある他部署の担当者や顧客、取引先など、多方面から評価を行うもの。通常の評価が、限られた情報かつ1つの側面からの評価であるのに対して、360度評価は複数のしかもさまざまな立場の視点から評価を行うことで公平性や客観性が高まるとされているが、部下による上司の評価や顧客による担当者の評価など、主観的な評価に陥りやすく、また多大な手間がかかる。したがって、360度評価を処遇に反映させるのではなく、本人への気付きを与えるなど育成目的で使われることが多い。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517131