100辞書・辞典一括検索

JLogos

52

CGM
【しーじーえむ】


Consumer Generated Media

インターネットの普及により、個人(消費者)の情報発信が増えた結果、それを集約したサイトが一種のメディアとして機能するようになってきた。CGMとは、これらのサイトやサービスの総称。具体的には、ブログやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、掲示板(BBS)、クチコミサイト、Q&Aコミュニティなどがこれに相当する。消費者の生の声が掲載され、それを他の消費者が読んで判断できるという点で、CGMは大きなメリットがある。一方、一般個人が発信者となるメディアのため、内容は玉石混交。よく考えて書かれたものもあれば、単なる思い込みに基づく書き込みもある。一般消費者の中立的な感想の様に見えて、実は企業から資金を受け取って書かれているものもある。また、感情的に振れやすいのも特徴で、ある些細な事件がきっかけで個人や企業に批判が集中して騒ぎになることも多い。その是非にかかわらず、CGMの影響力は近年益々大きくなっており、企業のマーケティングにおいても無視できない存在になりつつある。製品の宣伝・販促展開や、製品に関わる評判情報の収集、顧客との関係作り、悪い評判への早期対応など、さまざまな取組が進められている。




(c)2009 A&A partners/TMI Associates/ Booz&Company(Japan)Inc./ Meiji Yasuda Insurance Company
日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
JLogosID : 8517150