アディショナリティ
【あでぃしょなりてぃ】

additionality

プロジェクトが実施されれば、そのプロジェクトが実施されない場合に比べて、温室効果ガスの発生量が削減されるという状況。あるいは、排出権取引がプロジェクトの前提となっており、排出権取引が行われなければプロジェクトそのものが成り立たないという状況。CDM事業の有効化審査や登録の際に、アディショナリティの有無が問題とされる。「追加性」ともいう。もともとは、世界銀行などの公的金融機関が途上国の開発プロジェクトなどに投融資する際に使われてきた言葉で、その投融資を前提としなければ（つまり、民間による投融資だけでは）プロジェクトが成り立たない状況（＝アディショナリティ）が投融資の条件となる。

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日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典　環境テクノロジー」 JLogosID : 8523316