揮発性有機化合物(VOC)
【きはつせいゆうきかごうぶつ;ぶいおーしー】

Volatile Organic Compounds
常温で揮発する有機化合物のこと。キシレンやトルエン、ホルムアルデヒドなどがあり、その数は100種類以上に及ぶ。塗料や洗剤などに含まれている。大気汚染物質の光化学オキシダントや浮遊粒子物質(SPM)の発生原因とされているほか、シックハウス(室内空気汚染)症候群の一因といわれている。2004年5月に改正された大気汚染防止法でVOCが規制対象として新たに追加された。環境省の統計によると2002年度のVOC排出量は約150万トンで、このうちの多くは50ppm~100ppm程度の低濃度VOCが占めているという。
キシレンやトルエンなどを有機溶剤として使う塗料では、既にVOC削減の動きが始まっている。その代表的な例が自動車である。トヨタや日産自動車、ホンダなどはVOC削減を急ピッチで進めており、車体の塗装ラインにVOCをほとんど含まない水性塗料を導入している。自動車業界ではVOC削減の取り組み範囲を広げつつあり、車内でのVOC削減にも乗り出している。

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![]() | 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 環境テクノロジー」 JLogosID : 8523500 |




