DES
【デス】
data encryption standard
米国商務省標準局(現国立標準技術研究所;NIST)が政府標準暗号として1977年に制定した共通鍵暗号方式。米IBMが開発したLucifer(ルシファー)暗号を基にした。
DESは、データを64ビットごとのブロックに分けて、ブロック単位ごとに56ビットの長さを持つ鍵で暗号化する作業を16回繰り返す。DESの効率的な解読方法が複数開発され、コンピューターの性能も向上したことで、解読される危険性が高まった。NISTはDESの後継となるAESを公募。2001年には、米国政府の新しい標準暗号方式としてAESを承認した。
なお、DESの安全性を高めるために、DESのプロセスを3回繰り返すトリプルDESも利用される。
【参照語】
暗号化
共通鍵暗号方式
AES
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8531707 |