パソコン用語辞典 英字 D 39 DLPプロジェクター【ディーエルピープロジェクター】 DLP projector DMD(Digital Micromirror Device)という、多数の微小な鏡から成る素子にランプ光を当てて、鏡に反射した光をレンズで投写する仕組みのプロジェクター。液晶プロジェクターに比べて、構造が単純で製品を小型化でき、コントラスト比が高い。 映画館向けなどの業務用DLPプロジェクターは液晶プロジェクターと同様、三原色に分けた光を独立して制御した後に合成して画素を表示する。これに対し、法人向けや家庭向けのDLPプロジェクターでは分光はせず、回転式の三原色のフィルターと光の反射率を制御するDMD素子を組み合わせて画素を表示する。 DMD素子は米テキサス・インスツルメンツが一手に供給する。DLPは同社の登録商標であり、「Digital Light Processing」を意味する。【図版の説明】【DLPプロジェクター】画像の各ドットに対応する微小な鏡と回転式のカラーフィルターで画像を再現する【参照語】液晶プロジェクターデータプロジェクターLCOSプロジェクター 日経BP社「パソコン用語辞典」JLogosID : 8531738