HD DVD
【エッチディーディーブイディー】

　東芝が中心になって推進した書き換え型光ディスク規格。ブルーレイディスク対抗として登場したが、普及しなかった。
　東芝とNECは2002年8月にDVDフォーラムに提案し、2003年11月に読み出し専用ディスク、2004年2月に書き換え型ディスクとしての承認を得た。東芝は2006年3月にHD DVD再生プレーヤーを発売、2006年5月にHD DVDドライブを搭載したパソコンを発売した。その後、東芝は2008年2月にHD DVD関連事業からの撤退を発表した。
　HD DVDの容量は読み出し専用ディスクで15GB（2層は30GB）、書き換え型のディスクで20GB（同40GB）。データの読み取りに使うレーザーは波長405nm（ナノメートル）と、ブルーレイディスクと同じ。レーザー光を絞る対物レンズにはDVDとほぼ同じものを採用するため、DVDで培った製造技術をそのまま応用できる。

【参照語】
DVDフォーラム
ブルーレイディスク

日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532035