Intel 915シリーズ
【インテルきゅういちごシリーズ】
Intel 915 series
米インテルが2004年6月に発表したPentium 4用のチップセット。正式名称はIntel 915P Expressと同915G Express。いずれも普及機種のデスクトップパソコン向け。フロントサイドバス(FSB)が800MHzのPentium 4に対応し、デュアルチャンネルのDDR2 SDRAM、およびDDR SDRAMをサポートする。
グラフィックス用インタフェースであるAGPのサポートはなくなった。AGPの代わりにPCI Express x16を用いる。915Gは外付けのグラフィックスボードを利用できるほか、内蔵グラフィックス機能を持つ。915Pは内蔵グラフィックス機能を持たず、外付けのグラフィックスボードのみとなる。
サウスブリッジ(I/O Controller Hub、ICH)にはPCI ExpressをサポートしたICH6シリーズを組み合わせる。ICH6はハードディスクインタフェースとして4ポートのSerial ATA/150を利用できる。Ultra ATA/100は1チャンネルのみで、光学ドライブの接続に用いられる。PCIバスやUSB 2.0、IEEE 1394などをサポートする。サウンド機能はAC '97からHigh Definition Audio(HDA)に変わった。
MCH(Memory Controller Hub)とICHとの接続にはデータ転送速度が2GB/秒のDirect Media Interfaceを用いる。
【参照語】
チップセット
DDR2 SDRAM
Direct Media Interface
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532172 |