IrDA
【アイアールディーエー】
Infrared Data Association
赤外線を使ってデータを転送するための通信規格、またはその標準化団体。携帯電話機などのデータ通信に使われる。パソコンにも搭載されたが、通信範囲が狭いなどの理由であまり利用されなかった。
IrDAにはいくつかの規格があり、データ転送速度や通信距離などが異なる。1994年6月に制定されたIrDA1.0ではデータ転送速度2400~115.2kbps、最長通信距離1mだった。その後にデータ転送速度が最大16Mbpsに達するIrDA1.4、データ転送速度を100Mbpsに高めたUFIR(Ultra Fast Infrared)などが規格化された。2009年4月にはデータ転送速度が1GbpsのGiga-IRの規格が登場。10Gbpsの技術も見込まれる。
1998年には複数台の機器と双方向通信を行うためのIrDA Controlが規格化され、最大8台の入力機器と通信できるようになった。使用機器に応じた通信プロトコルも定められており、デジタルカメラなどから静止画像を送るためのIrTran-P、パソコンと携帯電話など情報機器間でデータ通信をするためのIrMCがある。
【参照語】
赤外線通信
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532229 |