MCH
【エムシーエッチ】
memory controller hub
チップセットの構成要素である、ノースブリッジに対する米インテルの呼称。CPUと接続し、メモリーやPCI Express(グラフィックス用)、サウスブリッジとのデータのやり取りを制御する。なお、ハードディスクやPCIバスなどを制御するサウスブリッジはICHと呼ばれる。
インテルは800番台のチップセットから、チップセット間の接続をハブ・アーキテクチャと呼び、MCH、ICHはその呼称に従った。なお、Intel 925X、Intel 915P、Intel 915Gなど900番台のチップセットでは、チップセット間の接続はDirect Media Interfaceに変わった。
2008年に登場したCPUのCore i7では、メモリーとのやり取りの機能がCPUに取り込まれたため、専用のチップセットIntel X58はIOH(IO Hub)と呼ばれる。2009年に登場したCore i5ではグラフィックスのやり取りもCPU側で行うようになった。そのためMCHとICHは統合され、PCHという1つのチップになった。
【参照語】
ICH
PCH
ノースブリッジ
サウスブリッジ
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532448 |