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MO
【エムオー】


magneto-optical disk

MO

 レーザーと磁場を利用し、高密度で情報を記録する円盤型の記録メディア光磁気ディスクともいう。大容量データの記録メディアとして利用されたが、CD-Rなどの書き込み型光学ドライブの普及によって利用されなくなった。
 1987年に5.25インチの製品が発売されたのが最初で、1991年に3.5インチの製品が登場した。3.5インチ製品の記憶容量は当初の128MBから230MB、640MBと大容量化され、1999年2月には1.3GB対応のGIGAMOが発売された。2001年3月にはGIGAMO拡張版の2.3GB規格が発表された。
 MOディスクは、あらかじめ磁化された記録膜に、レーザー光を照射して熱し、磁化の方向を変えることで情報を記録する。情報を読み出すにはディスク面にレーザー光を当て、記録膜の磁性体に反射してきた光の偏光方向から判別する。
 当初MOディスクは、ディスク材料などの制約から、データを書き込む際にいったんデータを消去してから、次にデータを書き込み、さらに書き込んだデータを検証するという3つの動作を繰り返す必要があった。そのためハードディスクなどに比べてデータ書き込み速度が遅いのが難点だった。しかし1996年、ディスク上の既存データを消去せず直接上書きするダイレクトオーバーライト方式の製品が登場し、書き込み速度については改善された。

【図版の説明】
【MO】ロジテック製ドライブLMO-FB2360FU2

【参照語】
光ディスク




日経BP社
「パソコン用語辞典」
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