RAID
【レイド】

redundant array of inexpensive disks

ハードディスクを複数台並列に接続して制御する方式。ディスクアレイともいう。障害に対するデータ保護が主な狙いだが、読み書き速度の向上を目的とした方式もある。1987年に米カリフォルニア大学バークレー校で考案された。記録方式の違いによりレベルがあり、RAID 0、RAID 1、RAID 5が主に利用される。
RAID 0は複数のハードディスクにデータを分散して書き込む。複数のハードディスクに同時にアクセスするので、データの読み書きが高速になる。ストライピングとも呼ばれる。
RAID 1は2台のハードディスクに同じデータを同時に記録することで、データの安全性を高める。ミラーリングとも呼ばれる。
RAID 5は、3台以上のハードディスクを使い、データとともにエラー訂正のためのパリティを分散して記録する。ハードディスクが1台壊れても、交換して、動作中のドライブのパリティからデータを復元できる。パリティ計算はCPUに負荷がかかるため、通常RAID 5で運用するには、パリティ計算用のコントローラーを搭載したインタフェースボード(RAIDコントローラー)を利用する。
【図版の説明】
【RAID】方式によって目的が異なる
【参照語】
ミラーリング
ストライピング
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![]() | 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532936 |