求肥・牛皮
【ぎゅうひ】

gy^{u}hi
【江戸時代】正式には〈求肥飴(あめ)〉。白玉粉に砂糖と飴を加えてねり、煮てつくる。求肥餅とも。[中国語]一種皮糖点心。Turkish delight.
【語源解説】
江戸期、中国渡りの菓子。はやく〈求(ぎう)肥(ひ)飴(あめ)・牛脾餅〉でみえ、形、色、味と牛(ギュウ)脾(ヒ)に似ている点からの命名。日本では畜類を好ましくないとして、牛脾と同音の〈求肥〉をあてた。
【用例文】
○牛(ギウ)脾(ヒ)飴(アメ) 俗、求肥ニ作ル。蓋シ牛脾ハ支那祭祀ニ用イル所ノ者(書言字考)○求肥糖mini{ぎうひたう}/牛脾餅 按ズルニ牛脾、羊肝共ニ華人ノ賞味スル所ノ者、本朝〔日本〕之ヲ忌ミ求肥ノ字ニ換フ(和漢)○求肥飴ほど化粧した源内侍(げんのないし)(川柳)○牛皮(滑稽本)○求肥 世事談ニ曰ク、丸屋ノ求肥ハ寛永ノ頃、上使〔幕府の使者〕、出雲ノ太守、京都ニテ求肥飴ヲ召シ江戸ヘ御帰府アッテ此菓子ヲ尋ネサセラル(守貞謾稿)○牛(ぎう)皮(ひ)糖(とう)、草牛(くさぎう)皮(ひ)糖、牛皮饅頭(明治節用)○ぎうひあめ{牛皮飴}求肥トモ書ク。モト牛脾ノ音ヲ取ッタモノトイフ。菓子ノ一種。……柔軟デ黄バミ、牛ノ革ニ似タモノ=牛皮糖=ギウヒ(日本大辞書)
【補説】
俗とはいえ、〈求肥〉が一般的表記。江戸後期には〈求肥饅頭〉などもあった。

![]() | 東京書籍 「語源海」 JLogosID : 8537454 |