重力
【じゅうりょく】

zy^{u}ryoku
【江戸時代】〈引力・万有引力〉とも。地球が地球上にある物体を引きつける力。[中国語]重力。gravity.
【語源解説】
力と重さを意味するオランダ語、kragt(クラフト) der(デル) zwaarte(ツワァールテ)の翻訳による。漢字語。
【用例文】
○柔鈍(ニュートン)〔I.Newton〕……七曜運動、{てくくちひめん}搶〔彗星〕ノ見象〔現象〕等ノコトハ重力ニ因(求力論)○遠地心力〔遠心力とも〕は、重力と正しく相逆の力なり/引力に二義あり、重力の天にあるをも引力と云ひ屈伸変化の引力と自ら別なり/重力は大地の万物を引に起るものなり/巴(パ)礼(レ)須(ス)〔パリ〕の重力と赤道の遠心力/重力即ち求心力なり、速力に比するに無量小なりとせり/地球重力(暦象新書)○引力又此ヲ重力ト謂フ(気海観瀾)○疾病、月ノ盈虚ニ因ヲ変ジ、気中ノ重力減退シ(気海広義)○重力(理学提要)○Gravity. 重サ、重力、行儀正シキコト(英和袖珍)○Gravity. 地(ヂ)心(シン)力、互(ゴ)相(サウ)牽(けん)引(いん)(学芸詞林)○Gravity. 中心、重量、重力、引力(和訳字彙)
【補説】
〈遠心力、求心力〉も同じく『暦象新書』にみえる。なお、現代中国語の〈重力〉は日本からの借用であろう。

![]() | 東京書籍 「語源海」 JLogosID : 8537642 |




