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たまげる
【たまげる】


tamageru

【近代】古形、〈たまぎる〉。びっくりする。驚く。[中国語]喫{りっしんきょう}、嚇一跳。be astonished, be frightened.

【語源解説】
魂(タマ)+消(ケ)ル→タマギル{タマギル}→タマゲルと変化。魂が消滅するほど驚くこと。訛ってタマガルとも。消(ケ)ルは近代語で消(キ)エル。

【用例文】
○主上〔天皇〕よなよなおびえたまぎらせ給ひけり(平家)○Tamagaru. タマガル 驚く/Tamaguiru. タマギル 驚く、あるいは呆然となる(日葡辞書)○大きにたまげ、こりゃなんじゃ(近松)○物に驚くことを、東国にて○たまげると云(中略)びっくりしたなどいふ詞は諸国の通語也 土佐の西境にては○たまげるといふ(中略)薩摩にては○たまがると云(物類称呼)○魂飛(タマゲル)(雑字類編)○たまげめへ物かと噺(はな)す翌見村(川柳)○タマゲル 魂銷(タマ=心、キエ=消える) ハトタマゲルオンナノナキコエ。同義語 ビックリスル、オドロク、キモヲツブス/タマギレル、すなわち、タマゲル(ヘボン)○たまげル{魂消える}今主ニ方言。オドロク=ビックリスル=仰天スル(日本大辞書)○あっとたまげて逃入る(樋口一葉)
【補説】
〈たまげる〉は17世紀以降にみえ、方言扱い。明治期にはいっても方言と意識されていたようである。⇒〈おどろく〉




東京書籍
「語源海」
JLogosID : 8537770