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![]() | 乙父[関東地方] |
神流(かんな)川流域に位置し,乙父沢川が北流して同川に注ぐ。北方に笠丸山,南に雨降山・時計山,乙父沢の奥には天丸山・帳付山がそびえる。神流川を挟んで南北に小集落が点在している。住居附(すもうづく)と乙父沢の2地区以外の乙父・神寄・田平・小春などの小字は旧十石街道沿いに立地する。地名の由来については,木曽義仲の四天王,今井四郎兼平の遺児が郎党と乳母に付き添われて当地にたどり着いて住みつき乳母が乙母へ,郎党(男子)が乙父に土着したことによるといわれる。また一族が落人として逃れて来た地が乙父であり,お供として来た者の住みついた地が乙母であるとも伝承される。乙父・乙母ともに今井姓が多い。地内北側の旧道近くに縄文時代の柿平遺跡がある。地内にある乙父神社は元久3年,一の宮貫前神社(現富岡市)を勧請して建立された。例祭は4月5日,通称乙父のお祭りで行われる祭事は川下げと称し,神輿を神流川につくった台座まで街道を約500m移動させる。
【越智(中世)】 南北朝期に見える地名。
【乙父村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
【乙父(近代)】 明治22年〜現在の上野村の大字名。
