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![]() | 膳夫[近畿地方] |
米川中流域,天ノ香久山の北東麓に位置する。律令官制では宮内省被官に大膳職と内膳司があり,前者は主として臣下に対する饗饌を掌り,後者は天皇の御饗饌を調進する官司であった(令義解職員令)。こうした官司で食事の調進を行う下級官人を膳夫といった。わが国では古くは食物を木の葉に盛り,その葉をかしわ(食敷葉)といい,今の柏葉を用いた(橿原市史下)。履中紀3年11月辛未条に,膳臣余磯が履中天皇の磐余稚桜宮に仕えていたとあり,膳(高橋)氏は磐余に含まれる当地を早くから根拠地としていたらしい。膳氏の氏寺と称する膳夫寺跡も残る。
【膳夫荘(中世)】 戦国期に見える荘園名。
【膳夫村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
【膳夫(近代)】 明治22年〜昭和31年の大字名。
【膳夫町(近代)】 昭和31年〜現在の橿原市の町名。
