山手(近代)[鳥取県] 角川日本地名大辞典(旧地名編)

　明治22年〜現在の大字名。はじめ国英村，昭和30年からは河原【かわはら】町の大字。明治24年の戸数48・人口258，船１（徴発物件一覧）。大正10年の世帯数51。以後の世帯数・人口は，昭和33年58・347，同45年55・271，同55年55・195。山手尋常小学校は，明治25年字山手土居に校舎を新築し，国英尋常小学校と改称。同42年国英実業補習学校（女子裁縫科）を付設。同45年高等科修業年限を３か年に延長，校舎を新築移転した。大正９年５学級を編成。昭和30年国英保育園を開設。この地区の灌漑用として，下森谷と堤谷の２つの溜池があり，用水路は八東川から引いた高瀬井手，智頭川から引いた山手井手，ほかに取水堰は三谷川（３か所），郷原川（３か所）である。同54年の二十世紀梨生産農家数５・出荷箱数2,810ケース・生産金額約844万円である。同55年の産米出荷量は1,750袋。