デット・エクイティ・スワップ
【でっとえくいてぃすわっぷ】

Debt Equity Swap：DES

デット・エクイティ・スワップ。Debt（債務）をEquity（資本）へSwap（交換）する取引手法のこと、つまり、債権者がその債権を現物出資することにより、債務者の株式に振り替える取引手法のことをいう。近時、業績が悪化した会社の再建等のため、銀行が債権を放棄する代わりによく用いられるようになっているが、その理由として、債務者にとっては債務を圧縮し、資本を増大することができるとともに、債権者にとっては債務者の株式を保有することで、単純な債権の放棄と異なり、株式を保有することにより会社の再建が成功した場合にキャピタル・ゲインを期待できるというメリットを享受することができる。DESのエグジット（出口戦略）としては、IPOやM&A等が考えられる。会社法では、株式会社に対する金銭債権を現物出資する場合で、弁済期が既に到来しており当該金銭債権について定められた価額が当該金銭債権に係る負債の帳簿価額を超えない場合には、検査役の調査が不要とされている。
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→デット・デット・スワップ

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518284