パックマン・ディフェンス
【ぱっくまんでぃふぇんす】
Pac-Man Defense
敵対的買収を仕掛けられた対象会社が、逆に買収者に対して買収を仕掛けるという、敵対的買収の対抗措置のことをいう。例えば、被買収会社が、買収者の議決権の25%以上を取得することによって、買収者は被買収会社の株主総会において議決権を行使することができなくなるので、かかる方法もパックマン・ディフェンスのひとつといえる。パックマン・ディフェンスを実施するには資金が必要になり借入や重要資産の売却等が行われることが多いことから、被買収会社の企業価値が低下するおそれがあるが、他方で、買収者にとっても被買収会社によるパックマン・ディフェンスへの対応に追われ、自らが第三者の買収の対象になる可能性も出てくる。
【参照キーワード】
→買収防衛策
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518311 |