非上場化
【ひじょうじょうか】

Going Private

上場会社が、上場を廃止して、非上場会社となることをいう。上場することをゴーイング・パブリックというのに対して、非上場化をゴーイング・プライベートという。通常は、少数株主を排除し（スクイーズアウト）、完全な支配権の取得を目指す。本来、市場に上場する目的には、市場からの資金調達を容易にするという目的が第一にあるが、その半面、広く投資家に投資機会を与えることとなり、企業は投資家を意識した経営を行わざるを得なくなり、また敵対的買収の標的にもなりやすいというデメリットがある。また、非上場化により、上場会社にとって、&wc1;上場維持コストが不要になる、&wc2;企業内容の開示義務の負担を回避することができる、といったメリットも存在する。非上場化を行う手法としては、公開買付けを実施した後に、全部取得条項付種類株式や株式交換等により株式を取得し、証券取引所の定める上場廃止基準を満たし、非上場会社となる方法がある。
【参照キーワード】

→スクイーズアウト

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518321