J-SOX法
【じぇーそっくすほう】

平成19年9月30日に施行された金融商品取引法のうち、内部統制報告書の提出義務に関する規定のことをいう。不公正会計処理や有価証券報告書等の虚偽記載問題を踏まえて、適正な情報開示を担保するために制定された。会社法において内部統制システムの基本方針を制定することを義務付け、さらに金融商品取引法において上場会社等については財務面に関し内部統制報告書の作成が義務付けられた。
企業会計や財務諸表の信頼性確保のために米国において制定されたSOX法（The Sarbanes-Oxley Act、企業改革法）が、財務報告に係る内部統制の有効性を評価した内部統制報告書の作成義務や、公認会計士による内部統制監査義務を規定していたことにちなみ、日本版のSOX法という意味で「J-SOX法」と呼ばれる。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518379