貸し渋り
【かししぶり】
一般的に貸し剥がし、「貸し渋り」とは、銀行等の金融機関が、企業の経営に問題があるかどうかにかかわらず貸付けに必要以上に慎重になることをいい、「貸し剥がし」とは、銀行等の金融機関が、企業が契約の約定どおりの弁済をしているにもかかわらず、期限前に回収を迫ったり、担保の追加要求、金利の上乗せを要求することをいう。
金融機関の経営状態の判断指標は自己資本比率であるが、金融機関は、自己資本比率を高めるための資産圧縮のため、貸し渋り・貸し剥がしを行なうことがある。この結果、銀行借入れ以外に資金調達の方法がない中小企業は資金ショートに陥ることになる。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518122 |