コーポレートガバナンス
【こーぽれーとがばなんす】
Corporate Governance
企業統治、会社統治などと訳され、企業価値最大化に向けて経営陣を動機づけるとともに、企業経営の健全性、適法性、透明性確保のためにさまざまな手段をとり、企業内部の内部統制の仕組み等を十全なものとすることをいう。企業の不祥事等の発生の原因は、経営者の独断的な統治(ガバナンス)にあるとの問題意識から、米国等では企業の統治強化の必要性を強調する動きが活発化し、これを受けて日本でもコーポレートガバナンスの強化が必要と考えられるようになった。コーポレートガバナンスを実現する手段はさまざまだが、主に内部統制システムの構築・強化、社外取締役・社外監査役の導入・増員、情報開示体制の確立、社内の行動規範の制定等があげられる。コーポレートガバナンスの必要に応えた法律の施行として主要なものが平成18年の会社法施行である。
【参照キーワード】
→内部統制
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518175 |