コピーガード
【こぴーがーど】

Copy Protection

音楽メディア（音楽CD・MDなど）、映像メディア（ブルーレイディスク・DVD・VHSなど）、ソフトウェア（ゲームソフト・パソコンソフトなど）、デジタル放送等の各種媒体において、コンテンツの複製行為を制御・制限する技術のことをいう。著作権法上は「技術的保護手段」（第2条第1項第20号）に関する規定があり、&wc1;「技術的保護手段の回避により可能となった複製を知りながら行う場合」、例えば、キャンセラー等の装置を使ってコピーガードを破り複製可能となった映像データを（コピーガードを破って作成されたデータであるという）事情を知って複製したような場合には、著作権法上許容される「私的複製」には該当せず、著作権侵害が成立する（第30条第1項第2号）、また、&wc2;技術的保護手段の回避を専らその機能とする装置やプログラムを譲渡・貸与・公衆送信等する行為については刑罰の対象となる（第120条の2）。さらに、コピーガードを破る装置やプログラムの譲渡・提供等は、不正競争防止法上の不正競争行為として、差止請求・損害賠償請求の対象となりうる（不正競争防止法第2条第1項第10号、第11号）。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518180