敵対的買収
【てきたいてきばいしゅう】
Hostile Take Over
経営陣の賛同を得ることなく、公開会社の支配権を取得しようとする行為をいう。敵対的買収は、TOBの形で行われることが多い。米国においては、古くから敵対的買収が行われており、それに伴い敵対的買収に対する買収防衛策も発展してきたが、日本においては、株式持合や文化的背景により敵対的買収がほとんどなかったため、買収防衛策に対する意識が希薄であったといえる。もっとも、近年の株式持合慣行の崩壊等に伴い、日本の企業においても敵対的買収に対する対抗策の整備が必要とされているところである。
【参照キーワード】
→買収防衛策
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518283 |