CSR
【しーえすあーる】

Corporate Social Responsibility

企業の社会的責任。企業活動が社会に与える影響に鑑み、将来にわたり持続可能な社会を実現するために、利益の追及だけでなく、さまざまな社会的側面、環境的側面に対して企業が自主的に貢献活動に取り組み、企業を取り巻く多数の利害関係人（株主、債権者、従業員、地域社会、環境など）に対する責任を果たすべきであるとする考え方をいう。企業の社会的責任は、法令遵守、人権擁護、消費者重視、労働環境の整備など多岐にわたるため、一義的に把握することは困難である。なお、社団法人日本経済団体連合会の「企業行動憲章」において、企業が人権尊重、法令遵守、社会的良識の視点をもって持続可能な社会の創造に向けて自主的に行動するための10原則（消費者の安全性や個人情報などへの配慮、取引の適正、企業情報の適正な開示、従業員の人格・個性の尊重など）が定められており、「企業行動憲章の実行の手引き（第5版）」では、上記10原則を実現するための具体的な方策が述べられている。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518372