100辞書・辞典一括検索

JLogos

26

GUAM


 ロシアから距離を置く政策をとったグルジアウズベキスタンウクライナアゼルバイジャンモルドバ1999年に、参加国の頭文字をとってGUUAMを形成。その後ウズベキスタンが脱退してGUAMとなった。旧ソ連諸国の内部は、ロシアとの関係で立場が3つに分かれている。もともと反ロシアで、独立国家共同体(CIS)にも加わらず、今は北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)に加わっているバルト3国、ロシアとの緊密な関係を保ち、関税同盟を基礎にして2000年10月にユーラシア経済共同体を結成したベラルーシカザフスタンタジキスタンキルギスアルメニアに、ウズベキスタンを加えた6カ国、そしてGUAM諸国である。01年4月モルドバ共産党大統領が現れてロシアに傾き、ウズベキスタンも態度を変えて、GUUAMは形骸化した。その後、03年にグルジアで、04年にウクライナで親欧米政権が成立し、モルドバもそれに同調してGUUAMの性格が明確な親欧米、民主化志向に変わったため、05年4月にウズベキスタンが脱退、アゼルバイジャンも距離を置いている。GUAM諸国は06年5月に、この組織を「民主主義と発展のための国際機関」に格上げし、NATOとの協力姿勢を強めた。しかし、ウクライナにヤヌコビッチ首相が登場し、ロシアモルドバグルジアへの経済的締め付けも強まり、今後の行方は不透明である。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
JLogosID : 14845678