うつ病
【うつびょう】
Depression
WHO(世界保健機関)の疫学調査によれば、うつ病の有病率は人口の3~5%といわれています。したがって、決してめずらしい病気ではありません。むしろ、よくある病気(common disease〈コモン・ディジーズ〉)と考えたほうがよいでしょう。なかでも多いのは、軽症のうつ病で、うつ症状が軽く身体症状が強いために、患者さんは一般の臨床科を訪れることになります。しかし、そこでいろいろな検査をして「異常なし」ですまされてしまうことが多いので、うつ病が見逃されてしまうことが少なくありません。
| 日本医療企画 「標準治療(寺下医学事務所)」 JLogosID : 5035347 |