須く
【す-べから-く】

[副]
((動詞「す(為)」の終止形+推量の助動詞「べし」の未然形+接尾語「く」))〔多く「すべからく…べし」の形で〕するべきこととして。当然(…しなければならない)。
[例]「徳をつかんと思はば、すべからく、まづその心づかひを修行すべし」〈徒然・二一七〉
[訳]「富を得ようと思うのなら、当然、まずその心構えを勉強して自分のものにしなければならない」
<参考>漢文の訓読で「須」を「すべからく…べし」と訓じたことから出た語。

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5086574 |