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大相撲の懸賞金っていくらなの?


ひいきの力士に贈られる「懸賞金」。企業などがスポンサーになっているのを、取り組み前に見ることができます。
懸賞の歴史は古く、平安時代にまでさかのぼります。相撲(すまいの)節会(せちえ)という儀式の際に、米、布、馬、弓、刀などを賞品としていました。また、昭和二〇年以降は、米、炭、味噌などの生活必需品が中心になります。
そして、現在のように懸賞金が一律一本六万円になったのは、昭和三五年の九月場所から。懸賞金のうち、三万円が土俵上で力士に渡され、残りは相撲協会が本人名義で積み立てておきます。取り組みが不戦や引き分けなどになった場合、懸賞金は翌日の取り組みに持ち越されたり、提供者に戻されたりします。
ちなみに、これまでの最多懸賞金のかかった取り組みは、昭和三九年(一九六四年)初場所の大鵬対栃ノ海戦の二六本。「巨人・大鵬・卵焼き」の言葉にもなった、昭和を代表する人気力士を物語るエピソードです。




角川学芸出版
「話を盛りあげる究極の雑学」
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