100辞書・辞典一括検索

JLogos

23

外貨準備高
【がいかじゅんびだか】


中央銀行など国の通貨当局が所有している公的な流通性の高い外貨建て資産個人外貨準備企業など民間所有する資産は含まれない。内訳は、外貨資産(外国債券、外国証券外貨建て定期預金など)、SDR(IMF特別引き出し権)、IMFリザーブポジション、金の4種類である。これらの準備された資産は、輸入代金の決済や対外債務の返済といった役割の他、主に為替変動による為替レートの急変を防いで円滑に貿易行うために準備される。また、外貨準備高為替制度大き左右されており、アジアがその上位を占める。これは、輸出依存した経済のため、自国通貨が上昇することを懸念するためであり、現在日本中国に次いで外貨準備高が高くなっている。日本場合日本銀行外国為替資金特別会計外貨準備保持しており、米国債などの外国証券が4分の3を占めている。円高抑制のため、ドル買い、円売りを行う外貨準備高は増し、逆の場合には外貨準備高は減少する。外貨準備高の発表は財務省が毎月行っている。
ジャンル通貨
関連語中央銀行;定期預金;IMF;為替;貿易;輸出;日本銀行;ドル;財務省




ゴーガ
「金融用語m-Words」
JLogosID : 5656284