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磯辺
【いそべ】


旧国名:越中

阿尾(あお)川中流の谷に位置する。河岸に小平野があるほかは丘陵山地。集落は坊浦出・水谷出(すいたんで)・北山出・明円出(みようえんで)・枇杷首出(びわくびで)・上宮出(かみやで)の6垣内に分かれている。荒山街道の要地であった。丘陵には地滑り地帯がある。明円地区には縄文土器散布地がある。南部に延喜式内社と伝える磯部神社があり,磯部氏の祖神,天日方奇日方(あめひかたくしひかた)命を祀る。「越中国式社等旧社記」には,「一,礒部神社 式内一座,同庄磯辺村鎮座,今称山王社,祭神櫛日方命」とある。伝承によれば,往昔,祖神を奉じてこの地へきた磯部氏は八代(やしろ)谷の開拓に励み,子孫が繁栄して八代谷7か村(磯辺・吉滝・角間(かくま)・針木(はりのき)・胡桃(くるみ)・国見・小滝(おたき))ができたという。旧暦11月1日に甘酒祭が行われた。明治初年まで,氏子の家ごとに濁酒を醸造して各自社頭に奉献したが,酒造法の施行後は廃止になったという。
磯辺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
磯辺(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7079867