三拾町
【さんじっちょう】

旧国名:肥後
「さじっちょう」ともいう。熊本平野南部,潤(うるご)川の下流左岸に位置する。海抜ゼロメートル地帯で,満潮時には逆流水が集落中央部まで上ることから,慶長年間に加藤清正が逆流水を利用した灌漑用水を創出したという。地名については,湿地帯であった当地一帯の総面積がおおよそ30町ほどあったことにちなむという。
【卅町村(中世)】 戦国期に見える村名。
【三拾町村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【三十丁(近代)】 明治22年~昭和41年の大字名。
【三拾町(近代)】 昭和41年~現在の宇土市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7225417 |




