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町村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。加賀国石川郡のうち。加賀藩領。寛文10年村御印の村高221石,免5ツ6歩。比咩八幡神社は応神天皇を祀り,もと八幡社と称したが,明治14年現社号に改称。明治5年石川県に所属。「皇国地誌」によれば,同9年の戸数10・人口62。農業に従事する者11戸(うち兼業は古道具商1),産物の主なものとして米160石・大麦18石・蕃椒200貫・ツクネイモ350貫・ゴボウ1,200本・ダイコン1万6,000本・美濃ウリ6,000個・スイカ630個・藁縄2,500把・筵1,370束などがある。同18年町小学校新築(中奥村誌)。同22年中奥村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7327907