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パーキンソン病治療薬
【ぱーきんそんびょうちりょうやく】


パーキンソン病を治療するクスリ

パーキンソン病は、五〇歳前後にはじまる、体の震えや筋のこわばり、運動の鈍さなどを特徴とする原因不明の運動障害である。
脳幹(中脳の黒質、延髄の青斑核と迷走神経核)と大脳基底核(線条体とその周辺の核)を中心にして大脳皮質まで、ニューロンの変性などの病的な変化が及ぶ。
ニューロンが変性する原因は不明のままだが、症状が現われる原因の解明は進んでいる。
現在、パーキンソン病は、神経系を機能させる微量物質(神経伝達物質)の変化によることがわかってきて、治療にも結びついている。
具体的には、神経伝達物質のドーパミンの不足、それに関連して起こるアセチルコリンの増加が知られている。
このため、パーキンソン病の治療薬としては、ドーパミンの不足を補うレボドーパ、ドーパミンの産生を促進するブロモクリプチンやアマンタジン、アセチルコリンの働きを抑える抗コリン剤などが使われる。




日本実業出版社
「クスリのしくみ事典」
JLogosID : 5015154