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呉服尺
【ごふくじゃく】


[種]:長さ
中世から近世にかけて用いられた呉服用の尺で,曲尺で1尺2寸(36.36cm)の長さ.公的なものではなく,その沿革はあきらかではない.大宝令(701年)の大尺は高麗尺でそれが民間で呉服尺となったという説と,明(1368~1644)の裁衣尺が中世に渡来したという説とがある.江戸時代(1603~1867)には多少公的にも用いられたが,明治新政府は鯨尺をとって呉服尺廃止した.




丸善
「単位の辞典」
JLogosID : 11891025